インフルエンザにも感染しても症状が出ない不顕性感染がある

インフルエンザの症状が出ないまま感染を広める「不顕性感染」 掲載日 

news.mynavi.jp

 

インフルエンザと言えば…

38度以上の発熱や頭痛、関節痛、筋肉痛などの症状が特徴のインフルエンザは、せきやくしゃみなどによる飛沫(ひまつ)感染が主な感染経路となる。通常は、ウイルスの潜伏期間をへた後にこれらの症状が現れる。

 

これらインフルエンザ特有の症状が出ない感染を不顕性感染という。

 

「不顕性感染かどうかは、元々の体質の特性に加えて、そのときの体力の状態や感染しているウイルスのタイプなどが関わってきます。そのため、一概にどういう人が不顕性感染になりやすいということは言えません」

 

私の両親や私自身がこれだと思われ、これまでに経験した覚えがない。

体が強いわけではないため、新型コロナ感染症同様、何かしらの遺伝子型があって不顕性なのではないかと思っている。

 

不顕性感染の人が感染を拡大させる恐れ

苦しい症状が出ないというのは、本人にとってはありがたいことだが周囲にとっては必ずしもそうではない。なぜなら、不顕性感染の人が媒介役となって、感染を拡大させる可能性があるからだ。

日本感染症学会は「一般社団法人日本感染症学会提言 今冬のインフルエンザと
COVID-19 に備えて」(2020年10月1日の段階で)インフルエンザを新型コロナウイルス感染症においての不顕性感染(無症状感染、無症候性感染)の違いをこうまとめている。

 

インフルエンザ

 不顕性感染者は全体の10%(ウイルス量は少ない)

 

新型コロナウイルス感染症

 不顕性感染者は全体の数%〜60%(ウイルス量が多く感染⼒が⾼い) 

 

引用した記事は2015年のもの、上記の情報は2020年10月のものなので、インフルエンザにおいてはコロナ程の脅威ではなさそうに思える。

 

 

一方,不顕性感染者の咽頭や鼻腔では確かにウイルスが増殖している。その力価は個人差があるものの,平均するとインフルエンザ発症者の感染部位における力価の約1/10程度である(文献3) 。不顕性感染者の呼気からの直接的ウイルス検出はなされていないため,どれだけの頻度で不顕性感染者がウイルスを出しているかはわからないが,これをもとに計算すれば,ウイルスを排出するような人では10分当たり,おおよそ3~20個のRNAウイルス相当量のウイルス粒子が飛沫核として排出されている可能性はある。

https://www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=3578